2008-08-21

安い・高い?

身近な生産者の間では、ここ2・3新聞の記事ネタで話が盛り上がりました。テーマは「野菜卸売価格2割減」と「原因不明(農水省コメント)」なるものでした。所詮データやないか。。。とは思いましたが、ひとつだけつっこませてもらえれば、「市場卸売価格」ベースなところです。一昔前は農産物といえばほとんどが市場での「せり」で価格が決まっていましたが、最近は小売りとの契約栽培・直売所やネット直販などなど、市場「以外」の流通も増えてる中で、どこまで全般のことを表わせているかは疑問です。

様々なところでこの記事に関することを、読んでみましたが、気になったのがどうも生産者らしきコメントやカキコミが少ないように感じました。田んぼの畔(あぜ)では盛り上がってるのに。。。日ごろ感じていますが、なかなか「農家の声」を上げる農家は少ないと感じています。職人肌?かもしれませんね。こつこつとええ野菜を作るのが大前提だとは思いますが、見方を変えれば農業に足りないところなのかもしれません。

ただ正直、農業に対する期待や理解のコメントを読むと、非常にありがたいと思いました。世の中すべてがうまくいくことも少ないのかもしれませんが、少しでも生産者・消費者・その間にかかわる人が少しづつ理解しあうことができればと思います。食べることって楽しいですし、大げさに言わせてもらえば、食は「文化」だと思ってます。そういう意味ではそんな区別は必要でなく、みんな食に関する「当事者」なんですよね。これからも「三方よし」な取り組みを少しでも増やしていくために頑張ろうと思います。

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